ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「富士には、月見草がよく似合う」

『富嶽百景』太宰 治 ・評論も小説も、読み取りのコツの共通点は「近寄る」ことです。 富士には、月見草がよく似合う 未だに熱狂的なファンを持つ太宰治の『富嶽百景』は、高校1年の教科書に載っています。太宰の作品も夏目漱石と同じように、作品それぞれ…

「美しい『花』がある、『花』の美しさという様なものはない」

はじめての小林秀雄:朝日新聞 文化 12版 2013年10月28日(月) ・出た!小林秀雄さん。今年が没後30年だから、2014年の国語のセンター試験第1問【評論】で出題されるかも…と思っていたら、一年はやく、今年(2013)のセンターで出てしまいました。前年度に…

コミュニケーション能力不足って言わないで

「バカ学生に誰がした? 進路指導教員のぶっちゃけ話」 中公新書ラクレ ・いつもは本の題名などに「バカ」ということばがあると、単純すぎるのに人を見下す感が不愉快で購入しないのですが、かつて自分も進路のセンセイをしていたので、どんなことが書いてあ…

「意味がないけど面白い」

潜入! 先端研って何?: たけしのニッポンのミカタ ・昨日(10月25日)、テレビで東京大学を話題にしていました。とにかく、日本を代表する大学だからどうしても注目してしまいます。自分とあまり接点のない分野に、すっごく興味があります。 ・番組後半で、…

大学入試センター試験

・10月22日、ニュースで流れてました。5年後をめどに抜本改革だって。高大接続テストやTOEICを導入など、近い将来どのような形になるか、高校の現場では結構話題になっていました。今の不都合をよりよく変えていただくのは結構ですが、制度が変わった最初の…

Resolution

・年齢的に「ガンダム世代」ではありませんが、ずーっと大人になってから、ハマりました。もともと小さい頃から、女子の遊びのカテゴリー(おままごと、お人形遊びなど)はほとんどしたことがなく、見るアニメは断然ロボット系、バトル系でした。 ・今なぜ「…

文学青年

文学青年は空気が読める!? 純文学を読んでいる人は共感力やEQが高いという調査結果 〈MSNニュース〉より ・ネットでMSNニュースを見ていたら、米紙ニューヨークタイムズの記事を紹介していました。 ・最近「文学青年」って言葉、いや最近じゃない…

『今の20代は幸せだと思いますか? はい・いいえ』

朝日新聞 socialA (10月18日)より 「まわりとあまり深い話はしない」(21歳・女性) 「友人が『自分探し』をしている時は痛いと思う」(24歳・女性) 「ツイッターでのかまってちゃんアピールは痛い」(19歳・女性) 「地元を愛してる」(22歳・男性) 「…

結婚の自由化の行き詰まり

「平成25年度厚生労働白書ー若者の意識を探るー」 厚生労働白書 平成25年版 作者: 厚生労働省 出版社/メーカー: 日経印刷 発売日: 2013/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ・新聞のテレビ欄を見ていたら、「NHK週刊ニュース深読み▽恋愛戦…

アンパンマンのあん

やなせたかしさんのことば ・90歳を超えてインタビューを受けていらっしゃったVTRから ーー「死ぬまで一生(一所)懸命やるんだよ」 ーー「生きているということはやるということ、なんとかなる」 創作意欲を最期まで掻き立てながら、強い使命感に生き…

杏さんの着物

「秋の新番組」 ・3月末に仕事をやめて、朝のNHK連続ドラマを見ることができるようになりました。「あまちゃん」は題名に拒否感があって、5月中旬までは見ず。ところが、メディアやちまたで「おもしろい!」と評判になってから見ると、これがツボ。時間…

「ゆとり世代」とつい言ってしまうこと

「棒」「帽」 ・「棒」という漢字、意外と間違って覚えている人が多いのです。右側の中の、「二」に「I」を「十」にしてしまったり、「帽」の右側を「日」二つにしたり…

棒なら、猿にだって使えるんです

『棒』 ・ノーベル文学賞の候補と目された安部公房の短編です。最近は『安部公房とわたし』という本が話題になりました。超現実的、前衛的、いわゆる「シュール」。高校生にはなかなか手ごわい作品が多いのですが、毎年の夏休みの読書感想文に、『砂の女』を…

あなたもハーバード大学へ

クローズアップ現代 ~広がる無料オンライン講座~ 9/17 ・9月のため撮りの中からーー教育の話題で気になったものは、「MOOC」と呼ばれているシステム。1000万人が受講し、講座は500以上、100を超える大学が行っています。 どのような可能性がある…

来年に延びただけ

ノーベル文学賞 ・村上春樹さん、とても残念でした。夜11時すぎのニュースで、ハルキストが集まるお店で、コーラをかけたホットケーキを食べるシーンが映し出されていました。私は『風の歌を聴け』を読んではいないので、「ホットケーキ・コーラ」を初めて…

私は今、人生を改めて最初からやり直そうとしています

『七番目の男』 ・明日、ノーベル文学賞が発表される予定ですね。私は熱狂的なハルキストではありませんが、現在、世界中で親しまれている日本の代表的な作家ですから、そろそろ今年あたりと期待しています。 ・高校の教科書で、『七番目の男』を読んだ人も…

若者の能力を引き出せ 2

Eテレ「知恵泉」 ・先週に引き続いて、いかにして夏目漱石が、若者の能力を見抜き、その能力を開花させたかがテーマでした。今日のキーワードは「見抜く力」。 ーー理想を追い求める完璧主義者タイプは「絶えず挑戦させ続けろ」 ーープライドの高い天才タイ…

あなた、待っていられますか

『夢十夜』 ・夜寝たと思ったら、気が付けば朝になっているほど熟睡できるので、夢を覚えていません。きっと見ているはずなのに。ずっと前、若かったころ、友人は驚くようなことをしていました。寝たあと、「夢を見た」と思ったらすぐ起きて(夜中でも)、「…

嗤《わら》ってくれ。

『山月記』 ・高校2年生の5、6月に『山月記』を習った人も多いはず。高校の国語教師志望の人は教育実習で研究授業をした人もいるかも。 ・高校1年生で『羅生門』、2年生で『山月記』『こころ』、3年生で『舞姫』が定番でした。学校によって、年代によ…

大学は出たけれど

大学は出たけれど(短縮版) その一 - YouTube 新世代が解く! ニッポンのジレンマ ”救国”の大学論 ・9月29日(日)0時から放送のEテレの番組です。録画をしておいたので、10月になってから何度か見ました。 ・国語の授業で、LHRで、あるいは大学入試…

想像は生きる力

『ゼツメツ少年』 ・今日、王様のブランチを見ていたら、「イチオシ!Bookmark」で重松清さんの「ゼツメツ少年」が紹介されていました。 ゼツメツ少年 作者: 重松清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/09/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見…

若者の能力を引き出せ

秋の夜長は読書とブログ ・10月1日(火)Eテレ「先人たちの底力 知恵泉」を初めて見ました。 テーマは「若者の能力を引き出せ」だったのですが、なんとお手本は「夏目漱石」先生。 <知恵一>孤独な若者のタイプには → 指導者ではなく理解者であれ 漱石…