ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

『シン・ウルトラマン』を観てきた!(少しネタバレ)

ウルトラマン』が大好きだった。大人になって数十年経った今、映画化されることをとても楽しみにしていた。

 

庵野さんが、企画、脚本、総監修ということで、期待は高まるばかり。庵野さんのウルトラマンへの愛情は深いらしいことも、随所で語られている。(例えば、初代ウルトラマンが怪獣と闘う時の構えが猫背で、エヴァに用いていると何かで読んだ記憶がある。あくまでも私の記憶であり、確かな情報としての根拠は示すことができないのだが)

 

私が一番怯えていたのは「ゼットン」だ。「ゼットーン」という不気味な声?は耳から離れない。他の怪獣や宇宙人は、コミカルであったり、可愛げを見せたりすることもあったのだが、ゼットンは「ウルトラマン」を倒したとんでもないヤツなのだ。『シン・ウルトラマン』の「ゼットン」は何をしでかすのだろうか?

 

変な言い方ではあるが、血が通ったゼットンではなかった。『シン・ウルトラマン』の「ゼットン」は、「天体制圧用最終兵器ゼットン」だ。お決まりの「ゼットーン」は聞けたけど、心底恐怖を与える響きではなかった。死闘を繰り広げたのであるが、のめり込めなかった。

 

私が相当な大人になったからダメージを受けなかったともいえる。ゼットンをすでに知っているからショックが少ないともいえる。今の子どもたちに「絶望」を与えてはいけないともいえる。ガンダムでの大量破壊兵器の脅威に慣らされてしまっているともいえる。「初代ウルトラマン」のリブート作品だからともいえる。あれこれ理由はあるが、ゼットンへの期待は裏切られた。

 

だとしても、「『シン・ウルトラマン』はどうだった?」と聞かれたら、「面白かった!」と答える。具体的に詳細を語ることはしない。ただ、「ウルトラマン」が大好きだから。「ウルトラマン」を蘇らせてくれたから。それだけで十分。あっという間の1時間53分だった。

 

 

 

 

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