大学入試センター試験
・10月22日、ニュースで流れてました。5年後をめどに抜本改革だって。高大接続テストやTOEICを導入など、近い将来どのような形になるか、高校の現場では結構話題になっていました。今の不都合をよりよく変えていただくのは結構ですが、制度が変わった最初の学年はそれはそれは不安でしょう。前年度の例がないのですから。
・むかしむかし、センター試験は「共通一次試験」と呼ばれていました。1979年1月13、14日が最初です。前年度までは国立大学は2回受験できたのです。一期校、二期校(今の若者は知らないだろうな)という二つの区分がありました。ところが、1979年の受験生から、未知の世界の共通一次。しかも国公立大学の受験(2次試験)は1校のみ。だいたい1960年から1971年生まれが「共通一次世代」と言われています。「マークシート方式」という言葉も初々しかった。
・「共通一次世代」は、「新人類」(今や死語ですが。おそらく1978年~1987年ぐらいに成人した人たち)とも重なります。共通一次試験を受けて大学に入り、社会に出たとき、「マークシート」に象徴される「画一化」傾向が懸念され、これまでとは違う価値観をもっているんじゃないかと大人たちに随分心配されました。
・当時の高校の先生は、「共通一次、こんな制度なんて10年も20年も続かんやろ」と何の根拠もなくおっしゃっていましたが、私が教師になってからもずっと続いてました。個人的には〈正直いつまで続くんやろ、覚えてしまうほどもう何回も過去問解いたし…マーク、飽きたわ〉と思ってはいました。
・でも、今や社会の中ではベテランとなった「新人類」の意地です。「マーク」試験の先駆者です。「マークなんかに負けるな!」と国語の選択肢の消去法を解説していた、そんな季節になったんだなと、今日のニュースで振り返った次第です。(今年受験のみなさん、「マークに負けるな!」)