ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

「はてなTV」:朝日新聞コラム

12月3日(火)朝日新聞はてなTV CM「アルプスの少女ハイジ

・このコーナーは、視聴者の素朴な疑問「はてな」に答えてくれる、楽しいコラム

です。Qは「ハイジは新作?」でした。

 

・気になっていた家庭教師のトライのCM。理由は、↑のQではなく、オリジナルの「アルプスの少女ハイジ」の、以前から思っていた、「胡散臭さを見事に暴いていたからです。

 

・このアニメでは、徹底的にハイジが「いい子」。もし彼女の所見を書くとしたら、

〈常に明るく、やさしい性格で、周囲の人々を和ませる。どんな困難にも負けないで、やり抜く忍耐力もある。自分の利害を考えず、誰に対しても親切で思いやりがあり、純真な人柄は好感が持てる。〉

 

・ハイジの「いい子」ぶりーー見ていてつらかったな。その子どもらしさを「善」とする描き方が大人の都合によるものに思えてイヤだったな。「こんな子、いーひんな」って声もちらほら。

 

・特に、現在流れているCM(「自暴自棄クララ編」と書いてあります)がこれまでの中では最高です。その前ふり?で、ハイジの調子はどうかと尋ねるトライさんに、おんじは頑張っていると答えているのですが、外で無邪気に遊んでいるハイジを見て、トライさんは「どうしよう、めっちゃ、サボってる」とつぶやくのです。このセリフが気に入っています。「どうしよう」ーーこれはサボってる本人が言うセリフだと思うのです。受験の結果は自己責任です。トライさん、ホントは何を焦っているのでしょうか?

 

・おんじは受験前50日のクララに、勉強の具合を聞きます。そこで言い放ったことばがこれ。

「どうもこうもこのザマよ」

大人びた感じで、才媛のお嬢様クララにこのセリフーー見事なギャップを見せつけてくれています。受験生に流行りそうです。

 

シュールがたまらないのですが、アンチハイジでさえ、あまりにも原作のイメージが壊れていませんかと心配しています。年を重ねたら、純真なハイジがかわいいと思えるのです。

 

アルプスの少女ハイジ ハイジとクララ [DVD]

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