ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

本当に「人物本位」入試にするのですか!?

今日も、朝日新聞から:教育面 2013年11月8日(金)

・もっと、すっきり、簡単にならないかなと思って勝手な提案:センター試験は今のところ、チャンスは1回きり。だから、2回にする。

ただし、「大学受験資格試験(仮)」にして、一定の点数をクリアしたら、希望する大学の個別試験を受ける。当然、受験資格試験だから、点数は持ち越さない。時期は1回目7月か8月。1回目でクリアできなかった人は2回目、12月か1月に受験。年齢は17歳以上だったら、誰でも。国公立のAO・推薦入試・2次は、大学独自の方法で。

 

・今のセンター試験の範囲は、教科書の内容でいうと、高校2年生までの内容で70~80%は解くことができます。平均点、得点率60%前後。実際は、文系の国公立大学の場合、平均点ではなかなか難しく、せめて70%はほしいよね。

 

・受験資格試験のボーダーは、今後人生を重ねていく上で支えとなるそれなりの学力を、過去34年間分のセンター試験データやPISAやPIAACなどを分析していただいて、妥当なところで設定する。

 

・勝手な案ですから、不都合な点は多々あります。

 

教育再生実行会議の「大学入試制度改革案」は、「基礎」テスト「発展」テスト「達成度テスト」という位置づけとなっています。「達成度テスト」を2回するってことですよね。「基礎」レベルはAO・推薦の出願者の学力を把握するために活用することができるとなっています。「発展」レベルはランク表示で、大学側が求める学力を出願者が持っているかどうかを判断します。(私の理解は正しいかしら?)

 

8日から中央教育審議会は具体的な制度設計の議論を始めるが、数々の指摘もされている。

 

・専門家もああだこうだといいいたい。でも、決まっちゃいそうです。

 

・11月6日の文化面「フーコーらの議論から考える」では、東大の田中智志教授のことば:「人物は言語化、計量化できない領域のもの。それを評価できると思い込むことが問題」を載せて、「人物本位」入試の危うい一面をついています。

 

・人物は言語化できない!?!?

 

教育思想のフーコー―教育を支える関係性

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