限定につられてーーエッセイと珈琲と。
又吉直樹さんの著書をまだきちんと読んだことがなかったので、コーヒーも飲むことができるし、エッセイも読めるし、しおりもついてるからさっそく手に入れました。
17cm✕5cmぐらいで、意外に大きめのしおりです。
「深い珈琲エッセイ」9話のテーマです。1話400字程度です。
1.君と同じ味にはならない
2.懐かしいコーヒーカップで出された
3.飲み終えたら帰らなければならない
4.珈琲をお代わりする時、物語は佳境に入る
5.行けなくなった喫茶店
6.珈琲だけが側にいた夕暮れ
7.夏の蝶とアイスコーヒー
8.これを飲んだら泣こう
9.すべての風景に珈琲はいた
短いので、あっという間に読むことができます。文字数が少ない文章ほど、簡潔に言いたいことをまとめて、内容も完結させることは、難しい・・・
いたってありきたりな結末なのに、あり得ない設定で始まって、わざわざまわりくどい表現でごたごたしているような小説が、苦手です。読まず嫌い…にならないように、手に取りますが、なかなか購入までには至りません。
又吉さんのエッセイ。同じテーマに基づく短編9話、どれもこれもシンプルで、読みやすかったな。9話の中で、気に入ったのが以下の3話です。
特に、「飲み終えたら帰らなければならない」のラストが…効いています。
初又吉作品は、エッセイにしよう。早速、注文しました。
これを書いている時に、テレビで流れていたのは、宿題代行業の話題・・・夏休みの宿題の嫌われものの読書感想文は、依頼のトップです。読書感想文の書き方については、また今度。