ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

中高生の定期考査でそこそこの点を取るための勉強法

かつての経験を書きます。授業や教科書を中心にした定期考査に特化した勉強法です。

 

中高生の頃、受験や学校の成績を上げるための塾などには一度も通っていませんでした。かといって、家で毎日机に向かってコツコツ予習復習もできませんでした。宿題が出たら、学校で済ませていました。私の勉強をする姿が家族には確認できなかったので、家庭教師の話もでましたが、それも嫌だと断りました。家族には「学校で勉強しているじゃないか」と声を大にして言っていたものです。学校から帰ったら、勉強以外のことがしたいので、学校の勉強に時間を取られるのは苦痛でした。

 

成績が学年1、2番などというトップクラスだったわけではありません。勉強ができるなどという評判が立つ生徒ではありませんでした。優等生でもありません。かつて高校教師をしていた私が言うのもはばかれるのですが、授業ノートをきちんと書くのも苦手でした。積極的に発言するタイプでもありませんでした。

 

ただし、中高生にとって、進路にかかわる定期考査は重要です。とんでもない成績をとってしまえば、家族はあらゆる手段で、強制的に勉強をさせたと思います。自由で開放的な時間が奪われてしまう・・・

 

だから、定期考査で教師や家族から文句がでないくらいの点数を取る対策をしていました。

 

対策の手順は、

1、授業中、教師の話をよく聞いて、その教師の特徴をつかむ。

授業内容を一言も漏らさずに聞くというのではありません。教師には時には本人も気づかないような口癖があります。特に、教科内容に関して強調した口調を聞き分けて、その箇所を教科書(または教師作成のプリントや補助教材)にマークしたり、メモを書いたりして残しておきます。日付も入れておくと、1授業でどれくらいの重要ポイントが出てきたか確認できます。

2、教科書を見直す。

定期考査の試験範囲が発表されたら、先述の1のチェックポイントをたどっていきます。教科書を読むような感じで流れを押さえます。覚えるという意識ではありません。

3、予想問題を作る

私がしていたことは、自分がその教科の教師になったつもりでテストを作ることです。チェックポイントが答えならば、どのような問いかけになるのかを考えます。わざわざ誤答を招くような選択肢や文章題も作成しました。ただし、この段階では解答は作りません。

4、予想問題を解く。

自分で作った予想問題を解きます。答えを知っているじゃないかと思われがちですが、実際は答えを覚えて問題を作成しているわけではないので、なかなか高得点にはならないのです。問題は出題する教師側に立って、むしろ、難しめに作成していたような気がします。

5、予想問題の答え合わせをする。

予想問題の解答を教科書等で確認します。ここで、理解不足や勘違いを発見できます。これが予想問題作成の目的です。実際の試験までにどれだけ修正できるかは時間や気力との勝負でしたが、テストの点数はそこそこでへこたれることはありませんでした。

 

予想問題を作成するするために、そのベースとなるものを何回も読み返しました。また、なぜそれがポイントなのかを考えていました。質問の意図が伝わるようにどのように出せばいいのか、文言にも気をつけました。テストの予想問題作成は、苦しいテスト勉強ではなく、問いを工夫する楽しみが勝った作業でした。

 

難点は、学年の1学期中間考査は、まだ教師の特徴や出題傾向がつかみづらくポイントをはずすことが多い、定期考査はほぼ授業の確認であるので、低学年は応用問題(ここでいう応用問題とは授業や教科書、補足プリントでは取り扱わなかった、生徒にしてみたら、全くの初見の問題のことです)はほぼ出題されない傾向にあるけれども、中3や高3の2学期以降の対策には合わないかもしれない、という2点です。

 

それから、、、今はネットで定期考査の予想問題が検索できます。教科書の予想問題集も数多く出版され、塾による定期考査対策も行われています。だから、効率性に欠ける、あまりにもアナログな私の中高生の定期考査の勉強法は、手間がかかることを厭わない、即効性に欠けても気にしない人に限って有効性を発揮することもあるかもしれないという点を付け加えておきます。

 

 

 

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