「羽生結弦が羽生結弦を超えた!」と実況アナウンサーも叫んだGPFでした。
羽生結弦選手の「SEIMEI」、ようやくGPFのフリーの演技を観ることができました。
息が止まりました。
点数が出た後、泣いている羽生結弦選手を見て、どれだけの覚悟でこのグランプリファイナルに挑んできたのか、否が応でも伝わってきます。
演技の前に、番組では、野村萬斎さんのインタビューを流していました。
その中で、気になった言葉があります。
時間と空間を支配
そうか、羽生結弦選手は、その演技で、見る者すべての時間と空間を支配していたんだ! 彼はいったい、どれほどの人々の時間と空間を支配したのでしょうか。
野村萬斎さんは、狂言師ですが、フィギュアスケートとの共通点として、そのパフォーマンスについて、このように語っていました。
一期一会の一回性のもの
「同じ演技は二度はなく、すべて演じるたびに、新規のもの・・・」と。
スポーツも芸術も、なんてすばらしいのでしょう。極限への挑戦、異次元の存在、無限大の可能性、神業、ゾーンに入った、ほぼ完璧、など称賛の言葉は枚挙にいとまがありません。人が人のなす範囲を超える時、美しさと力強さを同時に手に入れることを見せてもらいました。
小さなことに必死で抵抗して、これまたちっぽけなプライドをなんとか保とうとする日々を積み重ねている中で、これじゃいかんなと思わず自分を振り返ります。
相手は強ければ強いほどいい。そして、その相手には常にベストを見せてほしい。それをもろともしない攻める自分の姿を想像して、自分に打ち勝つ!スポーツ選手でも芸術家でもありませんが、この心持でやってみます。
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