ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

「白熱ライブ ビビット」を観ていたらクリスマスのプレゼントにこんな絵本がほしいと思った。

何気なくつけていたTV。ビビットカルチャーのコーナーでは絵本を紹介していました。観た時は、超注目の絵本の話題でした。

 

もうすぐクリスマスだし、私、絵本が欲しいなあ。今は、脳がぐちゃぐちゃとなる小難しい本より、見て絵や文字をなぞって、クスっと笑ったり、しみじみと余韻をかみしめたり、新しい発見をして驚いたり・・・そんな絵本は凝り固まった脳をほぐしてくれそうです。

 

いくつか紹介していた中で、欲しいなと思ったのが『マップス』 です。

マップス: 新・世界図絵 (児童書)

マップス: 新・世界図絵 (児童書)

 

 

ポーランド人の作家ご夫婦が3年の歳月をかけて制作したそうです。大型本で3200円。それぞれの国の国旗、首都、言語、人口などの基礎データの他、特産品、習慣、地理的な特徴、食文化を地図上に柔らかいイラストとともに説明文を載せています。漢字には、ちっちゃい子どもにも読めるように、ほとんどの漢字にはひらがなのルビがついています。そして、その説明はとてもコンパクトです。

 

テレビの画面を通してですが、例えば、フィンランドならば、フィンランドには「ケミ川」という川があるようで、「ケミ川ぞいには21か所の水力発電所がある」と説明があって、川はダム(おそらく)までつながっています。サウナの絵には「フィンランドの人々はサウナが大すき」と紹介しています。その横に気になることばと女性のイラスト・・・

 

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スオミネイト」???

フィンランドを擬人化したキャラクター「Suomi-neito(スオミネイト)」。スオミネイトは古くからフィンランドに伝わるキャラクターで、国土の形を模した、金髪碧眼の美しい乙女のことを指す。フィンランドでは自分の出身地や、国内の町の位置を説明する際に、スオミネイトの体の部位で説明することが多い。

http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?contentid=243205

 

1906年に描かれたスオミネイトが下の絵です。

 

私はこの「マップス」の絵本で始めて知りましたが、すでに「スオミネイト」は話題でした。

 

駐日フィンランド大使館が、2012年春に、ツイッター上で開催したスオミネイトのイラストコンテストで入賞した作品もフィンランド大使館、東京のHPで公開されています。大賞の作品を初めとして、それぞれ可愛くて躍動感のあるイラストです。

 

さらに、このスオミネイトはフィンランド本国でも反響を呼んで、美術を学ぶフィンランド人学生らが日本の国土の擬人化「ヤパネイト」を制作したそうです。

イラストが結ぶフィンランドと日本の絆 - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

 

擬人化、この頃、流行っているのでしょうか!?

 

 

超注目の絵本の後は、歴代ベストセラートップ3の発表でした。

 

3位は『はらぺこあおむし』売り上げ部数は368万部です。 

はらぺこあおむし エリック=カール作

はらぺこあおむし エリック=カール作

 

しかけ絵本です。ページをめくるたびに、あおむしが食べ物を食べていきます。食べたあとは穴があいています。

 

あおむしはちょっと苦手で、図鑑などでも偶然出会ってしまうと、ぎゃあと思わず声を出てしまいます。でも、このはらぺこあおむしは色鮮やかで、顔がきょとんとしてぜんぜん嫌じゃありません。

 

番組では、この特徴的な色彩について、実は厚めのティッシュペーパーに色をつけて貼り合わせていると説明していました。確かに平板ではない色の重なりがいいんですよね。この絵本をきっかけに、エリック=カールの絵本が好きになり、何冊か所有していますが、作り方を初めて知りました。

 

2位は『ぐりとぐら』売り上げ部数は472万部です。 

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

 

ねずみの兄弟の物語です。作者も姉妹だそうです。

 

ねずみが主人公の絵本は多く、どれもこれも可愛いキャラクターです。この『ぐりとぐら』は、赤と青のつなぎがチャームポイントだと思っています。これも本棚にありますが、ちょっとその存在を忘れてました。テレビを観てひさしぶりに手に取っているうちに、大きなカステラのことが気になってきました。食べたい!

 

食べられます。これもとっくに話題でした。

大阪!? 行きたいです。

 

 1位は『いないいないばあ』売り上げ部数は569万部です。 

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

 

 

改版第235刷。日本で最も売れている絵本ですが、番組出演者たちは「知らない」と口ぐちに言っていました。その理由は、この絵本は「子どもが一番最初に目にする」本で、0歳児からを対象にしているので、逆に記憶から薄れていると解説していました。

 

私は知り合いに赤ちゃんが生まれた時、お祝いにこの本を添えて贈ります。「赤ちゃんの本」と書いてありますが、「いないいないばあ」と言うのは、赤ちゃんを取り囲む人です。絵本を見せながら、そう声を掛けることで、赤ちゃんとコミュニケーションがスムーズにできます。きゃっきゃけらけら、赤ちゃんが笑ってくれたら、嬉しいですよね。

 

絵本も一時集めていた時がありましたが、最近パタッと興味関心が無くなっていました。素敵な絵本を探しに、週末は本屋さんに閉じこもりたいと思います。