ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

羽生結弦選手、烏帽子をつければ完璧な陰陽師だ!

昨日のSPで6位。今日のフリーでどのくらい巻き返すか、夜のテレビ放映を観るまでもなく、ネットで結果はわかっていました。だから、優勝ではなかったことにうーん、残念・・・でも2位だったからフリーは4回転など決まったのだと妙に安心して視聴できます。

 

私の勝手な好みで恐縮ですが、中古文学が専門でしたので、平安時代が好きで、理想の男性像の外面をあえて申し上げますと…願わくば「衣冠束帯」の似合う人!・・・平安貴族の・・・おじゃる丸のような!?

   

           おじゃる丸 2016カレンダー 壁掛け

 

ではなく、「シュッとした」まろ系! 野村萬斎さんのような・・・もちろん、映画「陰陽師」「陰陽師2」は見に行きました。

 

本来なら、体の直接的なラインはそうはっきりはわからないのですが、着こなしで違いがわかる、ような気がします。あくまでも繊細で、体幹の強さを感じさせる身のこなしで野村萬斎さんの晴明がとにかく理想でした。手の表情ももう何と言いましょうか、あんな手を持つ男性は野村萬斎さん以外いらっしゃいません。萬斎さんの狂言も何度も観に行っていますが、外見は晴明役の萬斎さんが一番!

 

そんな人、おいそれとは出会えません。

 

もしや末裔の方がいらして、萬斎さんのような方がいらっしゃるのではと少々不純な動機で安倍晴明ゆかりの晴明神社にも足を運びました。(この神社はパワースポットで、当たると評判の占いをする方がいらっしゃいます)

 

おいそれと、萬斎さんのような方とは出会えません。

 

安倍晴明」は、『大鏡』にも出てまいります。凄腕の陰陽師です。 

 

私もよほど安倍晴明?? 野村萬斎さん?? 陰陽師?? が好きなようで、前にも同じようなことを記事にしておりました。

 

さらに、すでにシーズン前から注目されていた羽生結弦選手の今年のフリープログラムは、音楽が映画「陰陽師」です。もう、羽生結弦選手までも陰陽師だなんて、幸せです。

 

陰陽師・メインテーマ

陰陽師・メインテーマ

 

どこの番組かは忘れましたが、演じる上で、晴明神社へも実際に訪れたり、野村萬斎さんにもアドバイスを求めたりしたと話題になっていました。

 

注目点は、衣裳です。フリルのついたもの、カラフルなスパンコールのついたもの、特にジョニー・ウィアーさんデザインのものなど、羽生選手の衣裳と音楽はマッチングしており、とても印象深いものばかりです。

 

今回は、陰陽師に合わせて「狩衣」。手には黒の手袋。

はい!もう素敵! 動いていないのに、何かが漂う! 演技始まりのポーズは、映画「陰陽師」で安倍晴明が念じるときの決めポーズですね。 和、静、神秘的な要素のある音楽と羽生選手そのものが一体化しているプログラムです。

 

映画で、物の怪に立ち向かうときの晴明は、とてもエネルギッシュで、眼光も鋭く、これまためっちゃカッコイイわけです。今日の羽生結弦選手も、終わり際、特に眼光鋭く、ちょっとぞくっとしました。これまでのロミジュリなどの雰囲気とはまた違った魅力を見せられた演技でした。

 

これだけの活躍、好まれる容姿、さらにまだ20歳ということもあって、注目度も人気ぶりも日本の枠をとっくに越えて、その言動はたちまちニュースになります。しかし、一番の魅力は、アスリートとしてどんな時も結果を残すという強さではないでしょうか。

 

烏帽子をつけたら、すっかり陰陽師・・・というより、きっとまた、来年のお雛さまのモデルですね。

 

 

 

時代衣裳の縫い方―復元品を中心とした日本伝統衣服の構成技法

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陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

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