マールブランシュの京都スタイル・パンケーキ
京都には平安時代から今日まで続く「かさね」の文化があります。素材と素材を重ねてその調和を味わう懐石料理もその一つです。その「かさね」の考え方をパンケーキメニューにも取り入れた「京都スタイル・パンケーキ」が新登場。素材を重ねる順番や重なり方によって味わいは変わってくるので、食べた時にどんなおいしさになるか、というところを意識してつくっています。
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「かさね」の文化の一つが懐石料理!? よく問われるのが、「懐石」と「会席」の違いです。
会席料理は、お酒を楽しむための料理です。これに対し、懐石料理は「お茶」をおいしくいただくための料理と理解すると判りやすいと思います。同じ発音なので、懐石料理は別名「茶懐石」とも言います。
茶懐石は茶道からきていますので、千利休の時代、つまり織田信長、豊臣秀吉の安土桃山時代(1500年代後半)に完成されました。茶道の影響もあり、食事の作法も細かく決められていました。
江戸時代後半になると、武家社会であるにもかかわらず、商人が財をなすようになりました。そこで、あまり礼儀作法にしばられずに、ぜいたくな料理を豪華な食器で楽しむ酒席料理が好まれるようになりました。それが会席料理です。
懐石料理には、「旬の食材を使う」「素材の持ち味を活かす」「親切心や心配りをもって調理する」という三つの大原則があります。
なんとなく、懐石料理を食べてはいますが、「かさね」の文化? 本格的な京懐石はなかなか…。近又さん、一度勉強のために奮発して行こうか…いやいや、お高いので、朝ごはんからチャレンジしたほうがよさそうです。
京都スタイル・パンケーキは、1枚分の厚さは薄く、それが2枚重なっています。ソースは、かなりバニラです。他のパンケーキと違うところは、生地にざらめが入っているところです。時々、"ガリ"って音がします。味が重なっているということでしょうか。メイプルシロップはラム酒たっぷり目。お店の方から、オーダーする際に、「大丈夫でしょうか」と聞かれます。ラム酒たっぷりの方が、むしろ嬉しいです。お酒に弱い人は、注意しないといけませんね。