ブロッコリートス、新郎も独身男性に投げるのね!?
TVでの話題です。2007年ごろから結婚情報誌などで口コミが見られるようになったそうです。このごろ結婚式で人気の企画になっているとのこと。
ブロッコリートスはイタリアからの発信で、ブロッコリーが使用されている理由は、房(花の蕾)がたくさんあることから子孫繁栄の意味を込めているそうです。私は昨年3件の結婚式に招いていただきましたが、ブロッコリートスはなかったので、実は初めて知りました。
日本でなぜこのブロッコリートスが流行っているのか。その背景には晩婚化があると分析していました。女性のブーケトスは定番ですが、参列する女性の年齢が高くなって、女性側からすれば、「恥ずかしい」「遠慮する」との声がちらほらちらほら…TVでは、はあちゅうさんが「これって、差別。女子だけ集められて、恋人はいないのですかなど聞かれるのはおかしい」というような発言をされていました。
晩婚化…そう言えば、週始めの話題は、これでした。
内閣府の調査です。全国の20~39歳の男女7000人を対象に、14年12月から15年1月にインターネットと郵送で実施しました。その結果が、2015年版「少子化社会対策白書」としてまとめられました。
「少子化社会対策白書」とは、
少子化社会対策白書(旧少子化社会白書)は、少子化社会対策基本法(平成15年法律第133号)第9条に規定する「少子化の状況及び少子化に対処するために講じた施策の概況に関する報告書」であり、政府が毎年国会に提出しなければならないとされているものです。
平成26年版 少子化社会対策白書(概要<HTML形式>) - 内閣府
かなりいろいろな数字があがっています。
ニュースでよく取り上げられていたのは、この数字です。
未婚で恋人がいない男女に恋人が欲しいかを尋ねたところ、「欲しい」は60.8%、「欲しくない」は37・6%だった。
未婚者の恋人保有率36%、30代後半の地方在住男性に、一度も恋人経験がない人が多い(男性38.1%)、そもそも出会いの場所がない…55.5%
このような分析もあります。
「若者の結婚プロセスの実情と家族形成支援の可能性」企画・分析委員長山田昌弘(中央大学文学部教授)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/cyousa22/marriage_family/pdf/zentai/s4.pdf
「経済力の格差」「自然の出会いの格差」「積極的な出会いの格差」この3つの「格差拡大」こそが、結婚したいけれども結婚していない人の原因であると考えている。
「恋人は欲しくない」そのわけは、
欲しくない理由を複数回答で聞いたところ、男女全体で最も多かったのは「恋愛が面倒だから」46.2%で、「自分の趣味に力を入れたい」45.1%、「仕事や勉強に力を入れたい」32.9%と続いた。
と記事は伝えています。
「面倒」…なんだろ、相手のこと、いろいろ考えないといけないからかな…。合わせたり、譲歩したり、気を配ったり、遠慮したり…だったら、しんどいな。
「趣味」…みんな、どんな趣味をお持ちなのでしょう。趣味の域を越えていらっしゃる方も多いかも。時間とお金をかけてる、こっちのほうが本格的で忙しいんだな。
「仕事や勉強」…20から30歳は、特にそうです。もっと、もっと、仕事ができるようになりたい!もっともっと勉強して、力つけたい!確かに、もはや恋愛、邪魔…。
統計や分析では、「結婚したいけど、できない」ことにも言及してます。テレビのインタビューでも、「そもそも出会いがない」と口ぐちにおっしゃってました。
そこで自治体も「婚活」イベントに力を入れてます。子育て支援課が担当しているところもあります。その結果、結婚に至るカップルもできるそうです。
そしたら、次は結婚式ですね。で、今はやりの新郎からブロッコリートス!!まっ、こういう流れとなっています。ところで、子どもは、結婚したら、増えるのでしょうか!?