「ヨルタモリ」で黒柳徹子さんの凄さを改めて知った、「整数次倍音」
何気なくつけていたTV。これが、「ヨルタモリ」なのか…黒柳徹子さんがゲストです。途中から視聴しました。普通にお話されているのに、思わず笑いがでちゃいます。
徹子さんは、ネコにお説教ができます。宮沢りえさんのバーにいるネコに向かって、語りかけていらっしゃいました。ネコは、大人しくただただ聞いていました。
徹子さんは、動物とお話ができます。シロクマの恋愛の手助け、赤ちゃんを隠す母サイへ写真を撮らせるように説得、大きなウシが立ち止っていたのを1メートル移動してと言ったら、1メートルほど動いたこと…。きっぱりと言い切っていらしゃいました。「動物とお話ができます」と。
ここまでのエピソードは、うんうん、有り有り。徹子さんなら、動物とも話ができる。
その後、タモリさんからちょっと難しい言葉が出てきました。「整数次倍音」すでに、前から取り上げられました。
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この記事によると、
倍音とはある音が鳴ったときに共鳴したり、付随して出てくる音のこと。楽譜上では同じ音でも楽器によって音色が違うのは、含まれる倍音が異なるからです。実はこの倍音は人間の声にも存在し、それが個々の声質を決めているのです。
全く「倍音」についての知識を持ち合わせておりません。楽器によって同じ音でも音色が違う理由がわかりました。
整数次倍音の声は、聞く人に荘厳さや神々しさ、カリスマ性を感じさせます。
非整数次倍音の声は親密性や情緒性に富んで、やさしい印象を与えます。
声質の違いから、与える印象が違うのですね。
「徹子の部屋」の司会者、黒柳徹子さんにも同じことが言えます。彼女の声も整数次倍音が強く、耳にすると背筋を正してしまうような印象があります。それに反して、語り口は軽妙で内容もユニーク。相手の話もよく聞きます。そうした相反する要素が視聴者の興味を引き、長寿番組を支えてきたのです。
だから、動物も彼女のお話をよく聞くんだ…。
著書『窓ぎわのトットちゃん』で知った幼少期の徹子さん。公立小学校を退学させられたことも衝撃でしたが、トモエ学園の自由な教育の在り方が新鮮でした。戦後最大のベストセラーですが、映画化されません。トモエ学園の校長先生役がいない、演じられる人はいないということです。
黒柳徹子:「トットちゃん」映像化断る「校長先生演じられる人いない」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
著者が許可しない、不可能だとは思いますが、もう今はない、「トモエ学園」の、何かしら映像化されることも淡く期待します。
窓際のトットちゃん―Totto‐chan 【講談社英語文庫】
- 作者: 黒柳徹子,ドロシー・ブリトン
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 1997/04/01
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