久しぶりに「折々のことば」を読んだ。
ずっとずっと朝日新聞を購読してきましたが、いろいろあったから、半年前からやめました。
朝日新聞DIGITALで、この4月から鷲田清一さんが「折々のことば」を担当されると知り、読んでみました。「アホになれんやつがほんまのアホや(関西での言い伝え)」の中に、
自分をあえて笑われ役にすることで、他の一人一人の言い分を聴き、でも最後に「しゃあないな」と一つにまとめ上げることのできる人がほんとうに賢いとされる。
関西人のリーダーシップの取り方は、単刀直入ではありません。まぬけでアホな自分を見せることによって垣根を低くして、「僕(私)ってアホやろ!?そやし、気ぃつかわんかってもええねんで、イイタイコトあったら、ゆい」、こんな感じでしょうか!?
一通りみんなの考えを聞いたら、ある程度落としどころを決めて、「しゃあないな、ほな、こうしようか」と言いつつ、自分の思っている方向性で、「しゃあない」という言葉で、さくっと仕上げます。一応、みんなも自分のイイタイコト、聞いてるもらっているから、「しゃあない」、なんとなく納得です。
関東では、笑われ役のつもりで「私、こんなアホやねん」と語ると、ストレートに受けとらはって、笑うどころか、真剣に注意しはる方も多いので、気を付けないとあかんなという失敗が何度がありました。
まだまだ未熟者です。
鷲田清一さん、一時よく読みました。
てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)
- 作者: 鷲田清一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
でも、なんでやろ、今は遠ざかってます。