「デート~恋とはどんなものかしら~」に悩まされています。依子さん、なぜ、泣くのか…。
第8話
オープニングのシーン。
巧さんって、子どものころから、ハット、かぶってたの!?チョコ貰ってたよ!バレンタインデーです。
巧さんのパパ、結納式にでます。結納式、ちゃんとやりたいのよ、依子さん。そう何事もちゃんと。型通りに。両家の中で、仕切るのは、依子さん。
巧さんの部屋のシーン。
井伏鱒二の『山椒魚』は「生物」のジャンルでいいですね。ここ、気に入ってるシーンです。思わず、カエルを思い出しました。
先週の続きのシーン。
ぐちゃぐちゃの婚姻届け。鷲尾くんと巧さんと依子さん。恋の三角関係です。鷲尾くん、振られた…。理由は、依子さんは鷲尾くんのことが好きではないから。巧さんは自分のことが好きではなく、自分も巧くんが好きではないと言います。
なぜ、巧さんなのか。二人は、不等号ではなく、等号。
結婚の理念とは何か?依子さん、いつになく、スッキリしない感じ。
教会での結婚式も愛を誓うはめになる。愛はないのだから、しない。
父の思いは、至って一般的。娘の花嫁姿が見たい…といって泣く父の思いを依子さんはテキパキと叶えていきます。
やるなら、ちゃんと。
鷲尾くんは実にいい青年だ。二人を祝福すると決める。
結納を交わすシーン。
依子パパは緊張しすぎて、「いさひく、いく、ひくひく…幾久しく…」ぐちゃぐちゃ。
巧さんの家でのたこパのシーン。
2月14日が結納でロマンティック。今日バレンタインデーであることを佳織さんから告げられる。巧さんは言った、「所詮、製菓業界が仕組んだ子どもだましのイベントにすぎない。一年で最もくだらない日の一つだよ」と。
さらに、たこパのシーン。
宗太郎さん、佳織さん、思いぐちゃぐちゃ。宗太郎さんは子どものころから何でもできた巧さんへ嫉妬をしていたのか…。タイミング悪く、巧さんは婚約が決まり、自分へは離婚届が届く。男が男に嫉妬する姿は、ちと惨め。
再び、結納のシーン。
巧さん、しっかりしてる。こいつはニートです。専業主夫になる。お互いに好きではない。理念で結ばれている。君は娘が選んだ相手だ。私は応援してるよ。
依子さん、切れたビールを買いに外へ。その途中で、スイーツのお店。チョコ…
結納が終わって玄関先で見送るシーン。
依子さん、谷口さんって呼び止める。チョコ、えっ、チョコ、渡すの?キャー。しかし、そう簡単にはいかないのだ。チョコの袋を見せたのに巧さんが手を出した途端、引き上げた!チョコレートだと思いましたか。だまされましたね。なんて、ダメだよ、依子さん。
このチョコレートのエピソードが明かされます。依子さんママ、小夜子さんは、いつか依子さんがバレンタインデーにチョコを買いにくることがあったらと、チョコを選んでいたのでした。”藪下先生コレクション”
河原のシーン。ここは長谷川博巳さん、いや、巧さんがなんともかっこいい。
一粒、口に。依子さん、涙が…。そこへ巧さん。これは、全くの恋愛ドラマじゃないですか。なぜ、泣いているのか…。
依子パパとママがチョコレートを食べて仲良くしていた思い出がよぎる依子さん。それは、夫婦だからだと思っていたようです。
夫婦だからではありません。愛しあっているからです。君がほんとにしたいことは結婚ではなく、恋がしたいのです。渡してきなよ、君とちゃんと恋してくれる人に。二次元しか愛せない、恋愛不適合者だ。彼は違う、彼は君に恋してる、彼と等号になるかどうかは君次第だよ。勇気を出して踏み出してみなよ。彼とならできるかもしれない。君にも恋が…。
巧さんは、さすが、文学青年。実は、恋心や愛については、わかっていらっしゃるようです。
あなたはどうするのですか。僕はどうとでもなるさ。
わっ、男前じゃないか。
依子さんが鷲尾くんを呼び出すシーン。チョコを渡すのね。
できないかもしれませんが、努力します。精一杯努力しますので、私に教えてください。「恋」というものを。「恋」はしてみたいです。
杏さん、上手いな。涙目こらえながら、不器用で、自分の気持ちさえもわからない依子さんが、自然体だから。
来週は、巧さんがニート卒業。そして、ウェディングドレスの依子さんが結婚を申し込むという予告。
巧さんが依子さんを育てているように思えます。
鷲尾くんが歌っていたのも、ザ・ピーナッツ