「壁ドン」、何も始まらなかった話。
まだまだ「壁ドン」へのあこがれは冷めやらぬ様相です。
キュンキュンするらしいドラマ「きょうは会社休みます」で福士蒼太さんが「壁ドン」
キュンキュンするらしい映画「アオハライド」で東出昌大さんも「壁ドン」(しますよね?)
キュンキュンするのは私の場合、Gレコならば、OPでモンテーロが横向きでカットインしてくるところ。シチュエーションが多くの女性とは若干違っていると認識している私ですが、そんな私は何を隠そう、「壁ドン」の経験者です。
11月26日放送の「徳井と後藤の麗しのSHELLYが今夜くらべてみました」で、小林麻耶さんが、徳井義実さんに「壁ドン」をリクエストして、「破壊力すごいです」とキュンキュンしていらっしゃいました。「好きになっちゃうかも」って。それで、思い出したのです。ああ、あれがいわゆる「壁ドン」だったと。
まだ、「壁ドン」なんて名前のない、はるか彼方、高校生のころを思い出して、いらつきました。
こんな感じ…ある日の出来事
背の高い、性格は違いますが、見た目は「君に届け」の風早翔太といってもよい、または向井理さんの高校生男子を想像してください。学年一モテていました。
部室のドアの横の壁に、横づけされた○○部のネームプレートがかかっていました。
彼は何を思ったか、そこに私のサブバック(小さめの布のバッグ)を突然引っ掛けたのです。
心では「馬鹿か。何すんのさ。とれないじゃん。」と思っていました。
ぴょんぴょんしても取れません。
何度ぴょんぴょんしても取れません。
彼がようやくカバンをとってくれようとして手を伸ばした時、私のジャンプが崩れて彼がかばうように「壁ドン」!
そりゃ、かなりの破壊力でした。
思わず、「かっちょいい。こんなに顔、イケメンだっけ。」(当時はイケメンは市民権を得ていませんでしたが)
今までみんなはわいわい騒いでいましたが、全くそんな感じに見ていなかったのに、それから意識しまくりました。
「ひょっとして、私のこと、好きか?」
これまで意識しなかったから、いっしょに下校したり、放課後も残って話ができたりしたのに。えらいこっちゃ。(顔の好みは人それぞれ。それまでタイプではなかったので)
まあ、ここまでくれば、お分かりだと思いますが…、
私の勘違いでした。ただのいたずらです。ただの偶然です。なんにも起こらなかった。ただの友達ですよ。
-彼は、そのあと、学年一の美人さんと交際なさいました-
結局、何だったの?
「壁ドン」でうまく行くなんて、アニメの世界だけさ…。偶然からは何も起こらなかったさ。
ずっとずっと忘れていましたが、今年の流行語で取り上げられ、バラエティーで取り上げられ、よみがえりましたわ。もう散々です。