バラエティー番組でもそうでなくても鵜呑みにしませんから。
日本語学者が所ジョージ番組を痛烈批判(日刊スポーツ) - goo ニュース
某TV制作会社から「祭」と「待つ」を語源的に関連づけてコメントしてほしいとの依頼。「関連はありますか」ではなく、既定路線らしい。「古文献にはありますが、関連は薄いのでは」と返事したら、それきり連絡が絶えたのは失礼だと思う。「所さんのニッポンの出番」を見る時は盲信しないのが吉です。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2014, 11月 2
「祭」と「待つ」は関連があるという説があります。漢字研究の第1人者の白川静先生の『字訓』がよく引用されています。
やりとりがすべて文字化されているとは限らないので、どちらがどうとも言えません。また、いきさつの詳細がわかったところで、別にどちらがどうとは言えません。
気になったのは、最後のアドバイスです。
「所さんのニッポンの出番」を見る時は盲信しないのが吉です。
あのー、ここまで言われるのは、よほど腹に据えかねることだったのだなあとは思いますが、ちらっと記事を読んだものは、人にものを尋ねてといて返事もないのかという訴えよりも、この人怖っという印象だけが残ってしまいました。
番組の裏側を知っても、漢字の成り立ちを知る楽しさを伝える番組だったとしたら、バラエティーなんだから、それはそれでいいのかなと。ちなみにこの番組は観たことがありませんが。
白川先生の漢字のお話は、専門的な内容です。しかし、やさしいのです。書くこと、読むこと、覚えることから脱却させてくれます。
- 作者: 小山鉄郎,白川静,文字文化研究所
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