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ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

又吉直樹さんのエッセイが面白すぎて、困った。

言葉

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「第2図書係補佐」を読みました。

 

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

 

  

家で読んでいた時から、もう声を出して笑うことを禁じ得なかったので、おそらく電車の中で読んだら、まずいとは思っていました。

 

一旦本を読み始めたら、とにかく早く読み終えたいので、電車でも読もうと。しかし、絶対、笑う。声を出さないように、あともう1冊、シーリアスなものを持っていこう。

 

電車の中で、もうどうすることもできませんでした。声は我慢しても、顔が崩れる。きっと変な人だと思われたな。座って読むと前の人に見られる…。だから、途中からわざと立って読んだけど…。仕方がないから、笑いそうになったら、シーリアスな本を読んで、また第2に戻って、そしてまた、シーリアス、また第2…の繰り返しで、結構大変でした。

 

全部で47作品を取り上げています。又吉さんが読んできた本そのものの紹介と思いきや、そうではなく、1冊につき3頁から6頁の、その本のストーリーに沿うような彼のエピソードの数々。それが、可笑しい。

 

中村昌也著『あらゆる場所に花束が……』では、  又吉さんの周りの人々には

どの枠にも収めることができず、恐ろしく感じてしまう人

が多いことが語られています。背景や状況はひょっとして深刻な話かもしれないのに、もう、最初の中学生の一言で「ぶっ」と声がでました。『あらゆる場所に花束が…』は全く興味のなかった本ですが、又吉さんの経験にもあるように、「突き抜けた」登場人物が出てくるこの本を、読もうという気にさせてくれました。

  

あらゆる場所に花束が… (新潮文庫)

あらゆる場所に花束が… (新潮文庫)

 

 

又吉直樹さんと太宰治にまつわるエピソードの数々はもはやよく知られています。太宰治著『親友交歓(ヴィヨンの妻より』では、「ファーストキスが太宰の命日」。当時の彼女の名前が「みちこ」で、太宰の奥さんの名前といっしょ。太宰が最後に住んだ場所が又吉さんのアパートの住所だった…。すでに、何かの番組などで語られています。さらに今回、これを読んで驚いたのは、これ。 

 


マッチ(match)CM 手越メロス 遅刻編 - YouTube

 

へえーーーこのCMが!!!へえーーー。ここまで、偶然が重なるかしら・・・。

 

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

 

  

さらに、まだあります。

 

玄侑宗久著『中陰の花』では、又吉さんが占い師に見てもらったエピソードが書かれています。「YOOH!」№12( 2007年3月号)に掲載されたエッセイです。途中から、ちょっとぞくっ…予言めいてます。

 

又吉さん、26歳の時のこと。

「友達に誘われ横浜の占い師に見てもらった」

アナタの手相は『偉人』と『犯罪者』に多いの。大成功するするか大失敗するかどっちかだね

 「……占い師は僕の手を見て『26…27…34…35あっ!』と言って僕の手を離した」

三十五歳の僕に一体何があるのか?

 

 彼は、1980年6月2日生まれ・・・35歳です。

 

又吉さんを占った、横浜の占い師さんに興味津々です。

 

中陰の花 (文春文庫)

中陰の花 (文春文庫)