ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

歴史のある所や学校には…怖い話はつきものです。

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今週のお題「ゾクッとする話」

今でもはっきり覚えているちょっとだけ!?不思議な話を3つほど…。

 

その1 大学4回生の時、友人たちとの小旅行で。

視聴率で苦戦が伝えられている大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台です。松下村塾を見学して、夏みかんジュースで喉を潤した後、周りを散策しました。時代の名残にキャッキャしながら、どのような場所かあまり確認をせずに写真を撮っていました。私は、小さい頃から写真を撮られるのが嫌なので、もっぱら友人たちを撮るほうでした。友人のカメラで、武家屋敷風の建物の前に並ぶ友人たちをパチリ。

 

もう、何となくお分かりだと思います。それが、心霊写真だったようなのです。カメラの持ち主である友人が見たところ、顔がいくつか写っていたそうです。友人はお寺でそれを見てもらい、霊だと言われたそうです。友人はきっと気味の悪い思いをするだろうと、私たちにずっと何も言わずにいましたが、旅行の思い出話の時、打ち明けました。友人はそのお寺で供養をしたと話してくれました。私が何気なくシャッターを押した場所は、首塚だったということです。(その写真に写った霊は、友人の先祖で、友人を守っていたということでしたが)

 

その2 初任校の保健室で。

高校の教員となって、数か月経った頃、私は初任のぺえぺえで、ちょっと煮詰まった時は、同じ時期に転任してきた養護の先生に話を聞いてもらっていました。その日も、保健室へ。保健室の引き戸を開けたら、養護の先生と同じ学年の数学担当の先輩教員がいました。緊迫した様子ではなく、にこやかに話しています。保健室に入ると同時に、私は気配を感じて、「誰か(生徒)寝てるよね」と確認をしました。生徒がドアで仕切られた部屋の中、ベッドで寝ている姿が見えたからです。広い保健室で、ベッドが置いてあるところはカーテンで仕切っているのではなく、ドアのある小部屋でした。しかし、ドアは保健室の入口からは見えません。今でも、生徒の姿を覚えています。その学校の男子生徒です。その学校の制服を着ていましたから。彼も気配を感じたのか、寝ていた体を起こしました。

 

養護の先生は驚いて「えっ、誰もいいひんよ」と私に答えたと同時に、パリーンッと窓ガラスが割れるような大きな音がしました。そこで、3人で部屋を見回しましたが、窓が割れた形跡はありません。数学の先生が、急いでドアを開けたら(当然、生徒はいないのですが)、ベッドの横に置いてあった、古い体重計の目盛をおおっているガラスがきれいに割れていました。

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数学の先生が、物理的に原因を話してくださいました。それ以外、何かあったわけではありませんが、今でも、男子学生の姿ははっきり覚えています。

 

その3 3つ目の勤務校で。

創立100年を越える歴史のある高校です。お城があった場所でもあります。クラスの掃除担当場所はセミナーハウスでした。その日は、夏休み前の大掃除です。ここは、後で知ったのですが、学校の怖い伝説が囁かれている場所でもあったのです。女子生徒たちは怖がっていました。部活動で宿泊する時など、夜とても怖いのだと言っていました。「何が怖いん!?昼間やし大丈夫、大丈夫」と落ち着かせて、掃除は終わりました。その後、最後に一人、別棟の教室へ帰ろうと、2階の階段から降りる時、前方の1階へ降りる踊場の壁を見ました。その壁に、白装束の着物を着た、髪を一つに束ねた痩せた女性の姿が描きだされていました。

 

もちろん生徒に言うわけにはいきません。かと言って黙っているのもなんだかもやもやしていました。そこで、以前からこの学校に勤務していた英語の先生(私が担任していたクラスの副担任)に、私が見たものを話すと、「セミナーハウスのあった場所は、昔、牢屋があったらしいので、そういうのがあってもおかしくないなあ」とのことでした。そのあと、その時の女子生徒たちと面談する時、教室の灯りが突然消えることが続いたようです。(私はすっかりそのことを忘れていたのですが、卒業後会った時、その話題になって思い出しました)

 

古文の世界では、一度死んだ人間が息を吹き返したり、あまりにも恨みが積もって生霊となって相手の息のねを止めたり、人の危機を感じ取って式神に様子を見に行かせたり、髑髏となってまでも声を伝えたり、まあ、山ほど現代からすれば不思議なことがありますので、おばけぐらいはいてもいいだろうと思っています。

 

この頃は…全く何もありません。稲川淳二さん系の体験談は、おそらく…この3つだけです。もう何も見ません。感覚が鈍感になったのか、あまりにも俗になり過ぎているのか、現実的なことに追われているのか、人のことより自分のことしか考えていないからか、歳を取ったのか、別に無理して見なくてもいいのでね。

 

今後の期待としては、身近な知り合いが「おれ、(わたし)ホンマは、火星人やってん」なんて打ち明けてくれたら、めっちゃテンション上がるけどな。