「まれ」に悩まされています。視聴おそらく２、３回目だけど。
この４月の新番組で、面白いぞというものに、まだ出会えていません。
TV好きなのに、全く集中して観ていません。そうだ、「まれ」を見てみよう。
つけてみたら、主人公がおっきくなっています。
主人公希ちゃんは、夢見ることが大嫌い。地道にコツコツ、これが彼女の生きる道。父のピーターパンシンドロームに付き合わされて、反面教師で得た教訓です。
「夢」を否定するヒロイン。
全体的に張り切りすぎの感じが、ちょっと苦しさをもたらしますが、朝ドラは「元気、もらいました」とのコメントに支えられるでしょうから、きっとこれでいいのでしょう。
ただ、ドラマが進むと、当初は予想もしなかった俳優さんがブレークすることもあります。あさイチの朝ドラ受けによるかもしれません。有働アナが泣いたり、肩入れをしたり、もっと語りが増えれば、巷でもささやかれはじめるのです、「まれ」って面白いよ…って。
マチルダさん（戸田恵子さん）の声も、やや高くて、口調が幼児向けで慣れませんが、毎日毎日視聴すれば、違和感もなくなるのでしょうか。
今日は、夏休み前と夏休みに入ったころのお話でした。大泉さんが演じていらっしゃる希の父親のダメっぷり。さあさあ、この父親、ドラマが進むと大変身しちゃうのでしょうか！？うーん、今は興味がありません。
常盤さんが演じていらっしゃる希の母親、なんだろう、夫に愛想をつかさないのはなぜ！？うーん、別に、理解しなくってもいいな。
概ね高評価で、いつもの話題、視聴率もマッサンよりいいとすれば、何か視聴者を満足させるものがあるはず…。
ダメなお父さん、強いお母さんという構図！
この大泉洋演じる父親が途方もない夢を追いかけるダメ人間。それも一山当ててカネもうけばかり考えている。
一方の母親役の常磐貴子は、そんなダメ夫を支える「強い母親」を演じている。
思えば『あまちゃん』も、小泉今日子演じるアキの母親の天野春子が強い女を演じ、独立したアキの事務所の社長になって、その夫（尾美としのり）は時に浮気をしたり、妻の社長の下でずっと運転手をやっていたりとダメ夫の役だった。
うーん、うーん、『あまちゃん』と『まれ』の共通点が１１あるとおっしゃってる中に、父親がダメっていうのがありますが、『あまちゃん』の父親はダメじゃない。少なくとも、社会人としてしっかり働いている。家族（元家族）に対しても、自分のことだけではなく、思いやりや愛情を示している。『まれ』の父親は、全くの自己中。優しい雰囲気だけまき散らし、かえって迷惑。どうしようもない、いい加減な父親なんて、子供にとっては害です。希の弟くんは、相当本気で嫌がってる…。
テーマは「現代の日本」へのアンチテーゼ！
『あまちゃん』はヒロインが東京でのアイドルとしての成功を捨てて故郷と親友を選びとる物語だ。
誰もがうらやむ成功を捨てて、自分が愛する「地域」や「人」の大切さをじわりと伝えてくる。
『まれ』は第１回からヒロイン（子役の松本来夢）が「夢なんか大嫌い。地道にコツコツ」と語る。
一発当ててやろうとして安易な夢ばかり追い求める父親に反発するヒロインの姿は、現代日本に対するアンチテーゼでもある。
うーん、うーん、”テーマは「現代の日本」へのアンチテーゼ！”…『まれ』の主人公は、結局「夢」を叶えるんじゃないんですか。『あまちゃん』だって、「夢」を叶えました。親友を選び取ったのではなく、自分が、自分でいられる居場所はここだ！と確信を得た選択だったように思います。この記事の著者が、「現代の日本」の何を具体的に示しているのかがわからないので、『まれ』を、２，３回観たぐらいでは…。
えっ、こんなことがあったの！？うー、観てなかった…。なんかちぐはぐですよね。この家族。勝手にやってください、家族で、って感じなんですけど。
『あまちゃん』と『まれ』…。
『あまちゃん』の家族、まつわる人々に、あかの他人の、一視聴者ですが、応援したくなっちゃったんですよね。ダークな部分でさえも、キュートに描かれていました。コメディーっぽいけれど、人間の底にある、やさしさが伝わるドラマでした。
『まれ』の家族、まつわる人々に、コメディーの感じはあまり受けません。おもしろおかしく描こうとはしているけれど、笑えない。無理やりなコメディー。人とのつながりも淡泊…。
今日も、面白さが見つからなく、平平凡凡。
でも、気になったのは、希の制服。あのスカートは、ちょっとね。「ちびまるこ」の時代の、小学生のスカートです。高校の夏用制服で「吊りスカート」のところがあるのでしょうか！？
まだ、始まったばかりだから…。
