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ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

『未知との遭遇』センター問題を解いてみました。設問はいたって普通。

センター試験国語の第1問が話題でした。出典が佐々木敦さんの『未知との遭遇』。センター試験の問題とにしては、かっちりとした評論文ではありませんでした。国語の先生の中には、常体と敬体がまじった文章にしかめっ面かもしれません。

 

著者の反応もなかなかです。


センター試験国語に「クソリプ」問題出題で反響 → 著者「このままだとクソリプの本てことになっちゃう(泣笑)」 (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

 

著者である佐々木さんは、1964年のお生まれだそうで、だとすれば、年齢がかなりお若い方とは言えないわけで、同年代の高校教員の中にはひょっとすると「クソリプ」という言葉さえ知らない方もいらっしゃることと推測いたします。

 

いつものように問1は漢字です。5つ全部正解することが理想です。だってここで2点✕5=10点ですから。第1問50点の1/5を稼ぐことができます。「ジュンタクな資源」…社会人ならば使ったことのある言葉でも、学生さんには一瞬???問2以降は本文の傍線部についての解釈や内容と一致している選択肢を選んでいくいつものパターン。今回、そんなにひねった選択肢はなく、本文に戻せば騙されません。少々時間をかけたのは問6。「適当でないもの」を選択肢8つの中から2つ選ぶ問題でした。

 

試験ですから、出題された文章の内容が今どきのことばであふれていても、専門的用語が多用されていたとしても、ただただ正解を求めるのみですが、時々センター試験に出題される文章には、「へえ、こんなことを書く人がいはるんや」「おもろいこと思てはるな」と思わせてくれます。

 

50万人規模の試験です。センター側は、できるだけ、多くの受験生が"初めて見る、初めて解く"問題にしたいのだろうと思います。よくぞ探したねと言いたいです。(おととしかな、評論の神様の文章で昔の学生には定番だったものが出題されました)

 

佐々木さんの文章で、問いにもなりましたが、「『教えて君』よりも『教えてあげる君』のほうが問題」というご指摘や「君の考えたことはとっくに誰かが考えたこと」というパクリ、盗作問題へのご示唆はふむふむでした。

 

出典の著書は、アマゾンでは今ベストセラーとなっています。アマゾンでの商品の説明が目立ちました。

  


Amazon.co.jp: 未知との遭遇―無限のセカイと有限のワタシ: 佐々木 敦: 本

内容紹介

◎オタク的感性が普遍化したゼロ年代、そして今、ネット的セカイが完成した。

ポジティヴな「生き方」はいかにして可能か?

情報科学からポップカルチャーまでを総動員、
この世界と、一度きりの生を肯定するための
哲学的「自己刷新」本!

【本文より】
未知との遭遇」、それは第一に驚くということです。
この世界の中に、どれだけ驚くべきことを見つけられるか、
どれだけ多くのことに驚けるか、
それがそれぞれの人生の多様さと複雑さを、
つまり豊かさを作り出すのだと思います。

 

 

ここ数年、まさしくSNSのおかげで、受験した人がセンター問題にどのような思いを抱いたのか知ることができます。今年も…。

  


センター試験でおきたカオスなできごと【2015年度版】 - NAVER まとめ

 

今年のセンター国語、第1問から第4問までざわざわしてます。第2問小説はBL!?、homosexual!?、石フェチ!?、第3問古文はNTR!?って。

 

ちなみに、今年は昨年に比べてセンター国語は「易化」。隔年現象ですね。

 

感光生活 (ちくま文庫)

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