ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

加速してる!?:「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」文科省

英語教育そして文科省大臣土曜学習PR

東京五輪が呼び水となったみたいですね。いよいよ小3から英語教育が始まります。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/12/__icsFiles/afieldfile/2013/12/13/1342458_01_1.pdf

 

・小5でも、賛否両論、一定の検証がなされていない段階で、急いでるな、文科省という感じです。

 

・小学校での英語教育の導入については、2002年ぐらいからかなり確実な話として伝わっていました。すでに一部の小学校の研究指定校ではかなりの実践を積んでいました。そのころから、(担任が英語の授業を行うことになるので)英語の塾や英会話に通う小学校の教員も知り合いにいます。

 

・それでですね、あの、国語の問題はどうなったのでしょう?言語能力として日本語もままならない小学生に、必要な、または求められる英語力のレベルをどのように設定するのでしょうか。

 

・日本人としてのアイデンティティーの形成とグローバル化への対応を教育は担っているのだとすれば、もっと慎重になってもいいのではないかとも思います。英語習得の目標をどこに置くのか、よくよく考えないと。ただ、会話ができればいいなあというレベルではないとすれば、12年間(小・中・高)のカリキュラムをよほど丁寧に作り上げていっていただかないと。「自分の思考を支える言語は何か」複雑な思考を表現し得るレベルに達していない国語力のほうこそ問題ではないかと思いつつ、第二言語習得について、少しだけ研究したものからすると、母語と他の言語を並行して学習することのプラス面が考えに作用してしまい、結果的に小学校での英語授業に反対とは言い切れない、中途半端な思いでいます。

 

文科省大臣が土曜学習PRで、自らが小学校で教壇にーーというニュース。これまでにないパフォーマンスで???。「脱ゆとり」とは、「ゆとり」を脱することだから、「ゆとり」の前に戻ることでしょうか。それなら、5日制から6日制になるのも納得。教育制度改革を進めるスピードが異様に、はやい気がしてます。揺り戻しが来ませんように。

 

  

第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法

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