ちょっとナオ帳

なんだかまた書きたくなりました。それだけです。

今週のお題を見逃してました

今週のお題「紅葉」

 ・個人的には写真に興味がなかったのですが、この1、2週間、「紅葉」を愛でる機会に恵まれ、スマホで結構夢中になってパシャパシャ撮りました。気に入ったものは、すでにブログにのせました。だから、今週のお題に投稿したくなるショットが残っているかな…と探してたら……

 

石山寺

・参道の灯篭の文字が「紅葉賀(もみじのが)」…美しい紅葉を賞美する宴。

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 第八帖「花宴(はなのえん)」で、桐壺帝の朱雀院行幸を「御紅葉の賀」と言っていることから、第七帖の巻きの名は「紅葉賀」。

 

・絵にも紅葉…

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・第七帖「紅葉賀」では、源氏が18から19歳、藤壺が23から24歳、紫上は10から11歳。この巻では、源氏の大きな秘密が具体的に出現します。『源氏物語』の中でも、最ものちに「因果応報」を納得させるストーリーの展開に、少しぞっとします。

 

・古文の教科書では、第五帖「若紫」、のちの紫上との出会いの場面がよく掲載されています。源氏が幼い彼女に惹かれたのは、源氏の義理の母である藤壺にどこか似ているからです。それは当然で、若紫は藤壺のめい。源氏は絶対に手の届かないはずの義理の母(藤壺は、源氏の生みの母、桐壺更衣に生き写し)のかわりに手元において、藤壺への恋心は秘めたままにしようと思ったのだけれども…なんとこの「若紫」の巻でコトを起こしてしまいます。藤壺は源氏の子を身ごもります(教科書ではそりゃそうですよね。掲載はされません)

 

・そして第七帖「紅葉賀」

「高き紅葉の蔭に、四十人の垣代、言ひ知らず吹き立てたる物の音どもにあひたる松風、まことの 深山おろしと聞こえて吹きまよひ、色々に散り交ふ木の葉のなかより、青海波のかかやき出でたるさま、いと恐ろしきまで見ゆ。かざしの紅葉いたう 散り過ぎて、顔のにほひにけおされたる心地すれば、御前なる菊を折りて、左大臣差し替えたまふ」

 

・源氏と頭中将の青海波(せいがいは)。それはそれは麗しい舞だったと思われます。紫上とも仲睦まじく過ごす日々。この巻で、藤壺は出産(2月)します。当然、源氏の子(のちの冷泉帝)ですから、似ているのです。ああ、もう読んでいるほうが困ってしまいます。「こんな男って」って憎めないイケメンのタブーにつぐタブーは結構疲れます。

 

・紅葉は

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ライトで照らされて 

 

・紅葉は

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 幻想的。